豆知識・木を育てる森について
森について教えます
すこし私達の周りを見てみましょう。
木は、私たちに多くの贈り物をしてくれます。
森林に生えた上体では二酸化炭素の削減に寄与し、
そこを訪れた人に森林浴効果を与え、気持ちを安らがせてくれます。
伐採後は雨風をしのぐ家屋となり、寒さをしのぐ燃料になります。
森林が無ければ川は枯れ水不足になり、雨が降ると土砂崩れが起こります。
森林と木材の存在によって私達の生活が どれほど守られているかがわかると思います。
日本の森林分布
日本の国土には森林が多いといわれていますが、 実際にはどんな種類の木材があるのかみてみましょう。
水平分布
植物は、気候の違いによって生育出来るかが変わってきます。
寒帯、温帯等の気候帯で変わる植物の分布のことを水平分布といい、
日本の森林は水平分布で見ると、 おもに亜寒帯林、温帯林、暖帯林の三つに分けることができます。
亜寒帯林
針葉樹が主で、北海道では蝦夷松、椴松 本州では青森椴松、白檜曽など。
温帯林
落葉の広葉樹が主で、ブナ、ミズナラ、栃の木、 桂、杉など。
暖帯林
常緑の広葉樹が主で、椎や樫類、 タブ、杉、桧など。
垂直分布
日本では普通1000メートル登ると気温が6度下がるといわれています。
ですから、植物のようすも高度の変化によって変わってきます。
このことを垂直分布といいます。ちょうど、植物の垂直分布のようすは、
水平分布を縦に縮めたようなものです。
高山帯
2500メートルくらいをすぎると森林は無くなり、ハイマツなどの低木類と高山性の植物が現れます。
亜高山帯
1600から2500メートルくらいの高さまでの地帯を亜高山帯と呼びます。
水平分布では亜寒帯林の地帯にあたります。
山地帯
500から1600メートルほどの高さまでを山地帯と呼びます。
水平分布では温帯林の地帯にあたります。
丘陵帯
山すその500メートルほどの高さまでを丘陵帯とよびます。
水平分布では暖帯林の地帯にあたります。
輸入に頼る日本
わたしたち日本人が1年間に使う木材の量は、約1億立方メートルで、
これは東京ドームの約81個分の量になります。
そして、このうちの80パーセント以上を輸入に頼っています。
アメリカ、カナダ、ロシアなどたくさんの国々から輸入しています。
最近では、スウエーデンやオーストリアなどのヨーロッパの国々からも輸入されるようになりました。